- にんじんを食べるとき、一番体にビタミンが吸収されやすいのは
どの料理法でしょうか?
(1)生で食べる (2)ゆでて食べる (3)油で炒める - からくない大根おろしを作る方法は?
- じゃがいもの男爵とメークイン、どうちがうの?
- なまで食べるとからいたまねぎ。お料理すると甘くなるのはなぜ?
- 答えは(3)。にんじんにふくまれるビタミンAは脂溶性ビタミンのなかまで、油といっしょに食べると吸収がよくなります。「野菜は生で食べたほうがいい」と思われがちですが、ビタミンの性質によって効果的な食べ方がちがうのです。また生で食べるとかさばってしまう野菜も、調理の工夫しだいでたくさん量を食べられるようになります。
- 大根は部分によって味や料理の使い方がちがいます。首の(青い)方をゆっくり円をかくようにおろすと甘く、また逆にしっぽの方を素早くおろすとからくなります。大根の根の部分に多くふくまれるビタミンCは火を通すとこわれてしまうので、生で食べる大根おろしは効果的な食べ方といえます。あとは食べる直前にすりおろすのも栄養をのがさないポイントです。ほかにも消化を助けるアミラーゼという酵素がふくまれていて、焼き魚に大根おろしがそえられているのはこんな理由からです。 ちなみに大根の葉は鉄、ビタミンB1、B2、A、C、カルシウムなどがふくまれる優秀な緑黄色野菜です!いためたり、おみそ汁に入れたり、捨てずにおいしく食べましょう。
- 丸くてゴツゴツした男爵イモはでんぷん質が多く、ホクホクとした食感がとくちょうです。適した料理は粉ふきイモやマッシュポテト、コロッケやポテトサラダなどです。つるんとした長卵形のメークインは、ねっとりとした食感をもち、煮くずれしづらいので、煮物、おでんやシチュー、カレーなどに向いています。 ともに、芽や緑色をした皮の部分には有害物質のソラニンがふくまれているので、取りのぞいて料理するようにしましょう。
- たまねぎはうすくスライスしてよくサラダなどに使われますが、からさがにがて、という人も多いでしょう。でもやさいいためや肉じゃがに入っている茶色いたまねぎは甘くて子どもたちも大好き。これはたまねぎのカラメル化といって、たまねぎの辛味成分が熱によって分解され、強い甘味に変わるのです。長くいためるほど甘味が増しますが、こがさないようにするには「弱火」でじっくりいためるのがポイントです。